2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

455KHz AM受信機

ブロックダイアグラムを描いてみました。SISD実装として演算だけでおおよそ80MIPS。PLL抜きならこんなもんでしょうか。フィルタは無駄なタップまで放り込んでいますので、きつきつに設計しなおせばMIPSはもっと落ちるはずです。 ところでダウンサンプラってS…

SSB変復調ソフト

id:suikan:20051026に書いたSSB変復調ソフトが出来ました。書き間違いからくる誤動作にばかばかしいほど悩みましたが、動いてみればあっさりしたものです。必要MIPSが思いのほか大きいのですが、これは私のEZ-KIT LiteがRev 0.2シリコンを使っているためです…

例外

SSB変復調器はTOPPERS/JSP上に構築しています。で、ビルドして実行すると例外を発生して停止しています。よくよく調べてみると、タスクのスタックがオーバーフローしていました。デフォルトではタスクには256byteだか512byteしか割り付けません。ですのでち…

SSB変復調ソフト

2191用に作った複素信号処理によるSSB変復調実験回路をBlackfin用に書き直しています。 http://adsp2191.hp.infoseek.co.jp/2191/program/modem/modem08.shtml 本当の目標はAM受信機なのですが、手が進まないのでここを踏み台にしています。

オープンソース開発環境

VisualDSP++は便利なのですが、EZ-KIT Licenceの場合いくつか制約があります ターゲットがEZ-KIT Liteに限定される コードサイズが20KBを上限とする 前者は自分で何かハードを作ったときにデバッグ手段がありませんし、後者はTCP/IPネットワークが使えないこ…

とある会合に出席

プレゼンは私の番。散漫でまとめ切れなかったなと思いつつ発表しましたが、意外にも「よく系統立てられた発表だった」という評を受けました。この分野をまとめた文章が少ないなと改めて実感した次第。例によって夜の部になだれ込んであーでもないこーでもな…

L1命令SRAMへの書き込み

先日見つけたデバッグ文書を読みながら不審に思ったのは、L1命令SRAMへの書き込みパスが無いことです。通常のアプリケーションではL1命令SRAMへの書き込みはMDMA経由で行います。しかしデバッガがこれを使うとアプリケーションのMDMAを破壊してしまいます。 …

455KHz AM受信機

SDR

AM同期式受信機の構成を考えて見ます。市販のラジオキットのIFから信号を取り出すとして、信号周波数は455KHz。これはIFフィルタを通った後ですから、近接妨害も比較的取り除かれていて扱いやすい信号と期待できます。 サンプル周波数と第一局発 サンプル周…

V.N.ボトルネック

「グラフィックスの多くはメモリ効率だ。メモリを高効率に保つことが、成功へのカギとなる」 GPUもやっていることは信号処理ですから、ボトルネックとの戦いです。

ブートモード

ADSP-BF533のブートには、ブートとノーブートがあります。この二つ違いはなかなか説明が面倒なのですが、Windowsのアーカイブになぞらえると少しわかりやすくなります。 ブート ブート・イメージはWindowsのZIPファイルに相当します。ZIPファイルが単なるデ…

FIRフィルタ・クラス

涼しくなってきたのでプログラミングを再開したいのですが、今日は暑いですね。とにかく、FIRフィルタクラスをひとつ作ってみました。IIRフィルタのクラスとスーパークラスを共用して、後々手抜きが出来るようにがんばってます。とりあえずは、IIRフィルタ用…

フーリエ変換

Red cat の数学よもやま話にフーリエ変換の表現のバリエーションが説明されています。 フーリエ変換は積分後にかける係数とeのベキ部の符号によるバリエーションを持ちます。私見では積分後にかける係数は、パーシバルの定理をどのくらい重要視するかという…