Unzen基板

新しい基板を設計中です。
この基板はマルチ・アーキテクチャのオーディオ・プラットホーム Uzumeの実装作業用に開発している物です。プロセッサはADSP-BF592で、モーターなどの小規模組み込み用DSPですが、I2Sを持っています。このチップはBGALFCSPなのでとても私の手に負えませんが、MayaさんがこいつをDISPサイズのミニ基板に実装したACB-BF592を使う事で、両面基板での組み立てが可能になっています。オーディオコーデックはポーランド製のコーデック・モジュールMMCODEC01でこれは既にLPCXpresso 1768と組み合わせたTakachihoKirhishimaで実績があります。

TakachihoやKirishima同様、Unzenはオーディオ信号処理の実験専用につくってあり、4つのVR、4つのLED、4つのボタン・スイッチを持っています。ADSP-BF592はADCを持っていないため、I2C ADC AD7995を実装しています。
ほとんどの部品はスルーホール実装ですので組み立ては容易です。ただ、I2C DACだけはパッケージの大きな物が見つかりませんでしたので0.65mmピッチの8pin ADCを使っています。ここが組み立ての最大の難関になるでしょう。他二やら菜といけないことがあるため、設計はしたものの手を付けるのは冬休みになりそうです。
蛇足ながら、Uzumeプラットホームの名前は日本神話のアメノウズメからいただいています。最初の実験基盤となったTakachihoの名前は、アメノウズメが踊った天の岩戸があるとされる高千穂峡からとっています。続くKirishima、Unzenは九州の観光地の名前です。