PCBExpressで四苦八苦

ViewMateによるチェックでシルクの間違いを一箇所発見しました。その他はOKの模様。ですが、ここで立ち往生中です。
問題はPCBExpressです。彼らの文書を読むと、

  • 我々は受け取ったものをそのまま処理する
  • 内層の方向がわかるようにしろ

と、矛盾することを言っています。トラブルのときにぱっと見て分かるようにして欲しいのでしょうけど、どんなトラブルがあるのでしょうか。それによって対応が違います。そもそも、内層に人間が見て方向が分かるようなお約束のマーキングがあるのでしょうか。
2層の場合、テキストを入れておけば事足ります。どちらも出来上がり基板を見たときに正しく読めるテキストになっていれば済むからです。ところが、内層の場合外から文字を読むことができません。4層のレイヤ構造は、Rebunでは次のようになっています。

  • Top
  • $GND
  • $VDD
  • Bottom

この場合、「$GNDは基板上から見て正しく読めるように、$VDDは基板下から見て正しく読めるように」する方法が考えられます。一方、かつて見たApple 初代Macintoshの基板は、光にすかすと1234と各レイヤーの数字が読めるようになっていました。どちらのやり方も、相手に意図が伝わっていなければ十分に安全ではありません。むしろ危険な場合があります。
もうひとつ、外層に関しては「Gerberデータはポジで」という明確な指示があるのですが、内層に関しては「設定に応じてプロット」とあります。私の設定では内層は自動的にネガでプロットされていますが、これって相手にきちんと伝わるんですかね。PCBExpressは「Zipファイルの中のreadme.txtは読まない」とはっきり断言しています。
検索してみると、Gerberにはネガ・ポジいずれであるかを識別できるデータが内包されているらしいのですが、4層全部、該当箇所は

%IPPOS*%
%LPD*%

となっています。大丈夫なのかな…