やらなきゃいけないことを整理

SDR基板の方向ですが、仕事が忙しくて停滞しているうちに、構想ばかり変わっています。今考えているのは、DSPのフロント・エンドに96kHz/192kHzのADCを置き、バス・スイッチによるQSDと直結するものです。で、課題が二つほどあります。

DC結合

自宅のPCとCQ誌のSDR基板を直結すると、DCに大きなピークがあり、また、DC付近に雑音の大きな山があります。これは、ADCのフロント・エンドでオフセットの与え方に問題があるのと、AC結合しているためDC付近でインピーダンスが高くなっているのが原因ではないかと思います。
DCのピークはADCで異なり、たとえばUA-101は小さいです。
QSDとADCをひとつの回路として設計すれば、ここの結合を合理化できます。まず、LPFをオペアンプではなく差動アンプとすることで、差動入力を持つADCとDC結合させることができ、雑音を軽減できます。また、ADCにはディジタルHPFが内蔵されていますので、それをイネーブルにすればDCの問題も解決するでしょう。HPFのカット・オフ周波数は1Hzといったものですので、メリットのほうがデメリットを上回ります。
この辺の実験を一度しておきたいなと感じています。具体的には、QSD->Diff Amp->ADC->SPDIFという回路を作って、PCに光ケーブルで直結して特性を見ておきたいと思っています。
で、探したところ入手可能なのはこんなところ。TIだと無料サンプルだけでそろいます。

  • CIRRUS
    • CS5361 192kHz 24bit ADC
    • CS8406 192 kHz Digital Audio Transmitter
  • TI

UA-101のディジタル入力は最大96kHzサンプルなので、ADCは96kHzで動かすことになります。じゃぁ、96kHzのADCをリストすればいいのですが、差動入力とか何とかの制限があったりして、めんどくさいので全部192kHzサンプルにそろえています。
光モジュールはTOTX177。

SPI Flash

ブートをSPI Flash ROMから行いたいのですが、ライターがありません。JTAG経由でライターを開発しなければならないのですが、ふと、ひょっとしたらAmontec互換JTAGプログラマをSPIコントローラとして使えるかもしれないと思いつきました。要調査。