MAX IIではCICフィルタを実装できない。なんてことはない。

天空より(できないことはないぞ)と声が聞こえてきまして*1、再度検討したところ、MAX IIでも出来そうだという結論になりました(^^;
指摘を受けたポイントは大きく二つ

  1. オシレーターは、1,0出力を得ればよい
  2. ミクサーに乗算器は不要

1には気が付いていたのに、なぜか2を見落としていました。あほです。本サイトではチョッピングと同期検波の等価性を指摘しているのに。

さて、せっかくご指摘を受けたのでやる気がでてきたのですが、今度はCICフィルタの加算器の速度が気になって仕方ありません。12ビットのリップル・キャリーで数十MHzなんて速度が出るのでしょうか。キャリールックアヘッド加算器が必要かもしれません。しかし、あれは信号入力を複数持つことが出来る素子だからできる技であって、少信号線入力のLEを基本とするMAX IIでは無理があります。(パイプライン加算器もおもしろいかな)と思いつつデータシートをめくったら…

16bit カウンタ, 16LE, 200MHz




なんですってーーー!
すみません。素子間の遅延の小ささを見くびっていました。リップルカウンタでこの性能とは。心を入れ替えてMAX IIをPPIにも使うことにします。

*1:飛行機の中からメールをいただきました