CVSたてた
「チップ共有部を分離する」というアイデアがあまりにも上手くいったため、これを使った新しいソースツリーをリリースするという誘惑に屈してしまいました。
これまで、モジュールはblackfin依存部だけでしたが、今回はソースツリーのルート、つまりjsp以下全部をコミットしています。ただし、H8依存部のように明らかにBlackfinと無関係なものは排除しました。これで、CVSのHEADを持ってくれば、自分でTOPPERS/JSPのソースとマージせずにいきなりビルドを書けることが出来ます。また、毎度スタックの過剰確保でエラーを出すjsp/sample/sample1.hも修正しましたので、一発目からsample1のビルドに成功します。
本来、このような構造変更をする際、コードそのものはいじってはいけないのですが、どうしても手を入れざるを得ない部分がありました。
- Rebun依存部の依存部識別子
- TOPPERS/JSPの規約で"REBUN"でなければならいのが"Rebun"になっていました。修正しましたが被害者はいないと思われます。
- C++対応コードをデフォルトで排除
- VisualDSP++を使うときにだけ関係します。C++のための追加リソースはデフォルトではオフに変更しました。
- コンソールのデフォルト・ボーレート
- これまでTOPPERS/JSPのしきたりに倣って9600baudとしていたものを、57600baudに変更しました。クロック周波数、数十MHzのプロセッサにあわせるよりも、U-BOOTにあわせた方がいいと思われるので。
- defbfxxx.hとcdefbfxxx.h
- 名前をdefBFxxx.hからdefbfxxx.hに変更しました。もともとのファイル名は全部小文字なのですが、大文字を混ぜた方が読みやすいかな?と愚かな判断に基づいて大文字混じりに変更していたのでした。linux環境でプロセッサ定義ファイルを読んでいる人は影響を受けます。
おそらくこのまま、マニュアルを修正したあとにリリースします。
動作チェックは
- BF533CB
- EZ-KIT BF533
- EZ-KIT BF537
でsample1で行いました。