一応回路図完成

うんうんうなりながら部品を選定し、電源まで含めたDSP基板の回路入力が終わりました。CとRもサイズを0805(2012)から0603(1608)に変更しています。電源系のCは、VDDINTのスイッチング電源が使うものだけ幾分しぶしぶながら小さな面積に実装するためにタンタルを使っています。3.3VであるVDDはスイッチング電源にするかどうか悩みましたが、放熱以外に悩みどころの無いシリーズ・レギュレータにしました。Cはアルミ電解です。
スイッチング・レギュレータはBF531/2/3の内蔵コントローラを使ってFETとショットッキDiを外付けする構成です。まやさん同様に既存のレギュレータを使うことも考えたのですが、今回はパスしました。NSのLM3674はパッケージがSOT 23-5と小さい上に実はBFの内蔵コントローラより部品点数が減り、しかもスイッチング周波数が2MHzと、7MHz帯にかぶる心配が無いなどなかなか魅力的です。土壇場で寝返る可能性がまだある部品です。ただ、Digi-Keyでは3.3V品を単品で変えない上、高スイッチング周波数品共通の問題としてVinの上限が5.5Vと低いため、3.3Vはシリーズレギュレータで行く可能性があります。006Pが使えないんですよね*1
そんなこんなでこれまではなんとなくやっていたレイアウトの検討に本腰を入れつつあります。今日も試しにDSPSDRAMの間の線を引いてみました。前回の絵とはSDRAMの配置が変わっています。このほかに基板にはオシレータ、電源監視、SPIFLASH、RS232変換、シリーズレギュレータ、スイッチングレギュレータ回路、ステータスLED、リセットスイッチが載ります。てんこ盛り。

さらに、信号用のピンヘッダを基板の左右に持ってきたため、シリアル系の配線が基板上面のかなりの部分を占領しています。これがDSPの位置に強い影響を与え、シリーズレギュレータの放熱に使うランドを圧迫するという苦しげなことになっています。裏側にシリーズレギュレータを置けばいいのですが、そうすると熱がこもりそうです。そうでもないか。
配線のERCはとおりました。これからDRCの勉強をしなければなりません。ドリルサイズとかスルーホールのマージンとか。

*1:実験用にはエネループ4本に移行しつつあるが、実はこれも無負荷最大電圧は1.5Vを超えるため、LM3674の最大絶対定格を超える