昼休み

忙しくてあまり時間がとれませんので、作業は進んでいません。しかしチョコチョコと時間を見つけては調べ物や考察をしているので、その辺をメモ代わりに書いておきます。

電源

今回目標としているのは中波ラジオです。ですのでスイッチング周波数が数百Khzというスイッチングレギュレータは使えません。いくらなんでもソレノイドをスイッチングするような回路をシールドする腕はありません。
まったくありません。
そうするとシリーズ・レギュレータを使うことになります。ところが、1.2V品をざっと見回しても、たいていは小型化のためにパッケージの熱抵抗が大きくなっています。1.2VコアのICはBlackfinとCyclone IIですが、3.3Vから落とすと大体ぎりぎりになるようです。遊びで10.7MHzを使いたいなどと言う話しになると、即座にCyclone II用電源のジャンクション温度が125度を越えます。
現在、いったん1.8Vに落としてからそれぞれのIC直近で1.2Vに落とすことで発熱の分散を計画しています。量産前提だとできない設計ですね。

コーデック

AC97コーデック、AD1888を使う方向で考えています。AC97はPC用に考えられただけあって、2チャンネル・オーディオだと最小限のパッシブ素子を加えるだけで動きます。

マスター・クロック

AC97が24.576MHzを使うのでこれをそのままシステムのマスター・クロックにします。発振器で悩む気はさらさら無いのでシチズンのSMDオシレータを使う予定です。マスター・クロックはAC97, Blackfin, Cycloneに供給します。3分岐ではなく、AC97のXTAL出力をBlackfinのXtal入力に接続すると言ったタンデム接続にすることで、幾分でもEMIを減らせないかなと考えています。あるいは、AC97のビットクロックが12.288MHzなのでこれをマスター・クロックとして流用するほうがいいかもしれません。

派生品

ふとこんなものを考えてみました。

  • ADSP-BF532
  • SDRAM 16MB
  • SPI Flash 1MB
  • AC97 Codec
  • 12bit 8ch DAC
  • 12bit 8ch ADC
  • SDカードIF (SPI接続)

これならEZ-KIT Liteより楽しそうです(笑)。オーディオに的を絞るならSHARCやC67の方がいいのですが、BlackfinはGCCTOPPERS/JSPを使えるのが味噌です。汎用BFボードとしてRebunの後に作ってみようかな。名前はYonaguniにしよう。