私がArduinoではなくBlackfinを使うわけ

全力で釣られてみるテスト

0. この記事を書いた理由

私の周りで、Blackfinを使っている(厳密に言うと持っているけど使っていることは希だ、ツールの構築に振り回されてるのですよ…)のは私一人だ。特に事あるたびに『あんなもの使っているのか』と周囲から好奇の目で見られている(昔っから変わり者で鳴らしたものさ)のだが、たまには声を大きくして言いかえしてみたかったから(笑)。

1. ArduinoでLEDをヒカヒカさせるのは無価値だ

当たり前田のクラッカー。LEDヒカヒカはプログラミングで言うところのHello world。あんなもの一から自力で組上げて何ぼの通過点。組み込みで一からというと、基板をおこして、半田付けして…、というと批判が物凄く寄せられそう…なのは錯覚だ。もともと組み込みは注目されていないから批判も来ない。だから言うぞ。自分で基板起こせ!LEDの点滅で悦にいってるんじゃねぇ!

それからコレだけは言っておくけど、DSPは組み込みマイコンとは別次元にある。そのハードルの高さが「ひょっとすると一生かかるのか」という不安をあおって夏を涼しくすごせるのさ。

2. サービスなんか無い

ユーザー・コミュニティ(笑)。Blackfinは困っても誰も助けてくれない。単車は持っていても集団ツーリングが嫌い。北海道にツーリングに行ってもライダーズハウスに泊まらずテント生活。死んだら散骨して欲しい。そんな孤独を愛する私にこれほどぴったりのプロセッサは無い。

3. 無くても困りはしないけど、これじゃないとやりたいことに手が届かない

リアルタイムの複素音声信号処理にはBlackfin級の計算パワーが必要。以上。Arduino…それっておいしいの?MIPS…暇があったらいじりたいね。

Blackfinが私にもたらすだろうまったく新しい楽しさ、というものがあるはず。Arduinoでは手が届かないところにそれはある。

4. Make:には興味が無い

ホントホント。私はCQ出版に魂売り飛ばしてるから(w

5. Blackfinを誇るのは無意味だけど甘美だ

私は自己宣伝が好きだけど、自己宣伝をしている自分は嫌いだ。Blackfinによる活動はサル山が無いのでどれほど自己宣伝をしてもサル山の大将になる心配は無い。がりがりとフィジカル・コンピューティングをしているボードを、そっとシャーシの中に入れて普通のラジオに見せかける。それが目標。

6. なぜあなたはBlackfinを使わないのか

手軽な目標なんかつまらんでしょ。おいでー、おいでー。