結局MMR定義セクションは、OBJCOPYで削除する方向で

id:/suikan/20090628で検討したgdb向けのMMR定義セクションですが、いろいろ考えてもgdbでロードしない方法がわかりませんでした。仕方がないので、Makefileを書き換える方向で進んでいます。
TOPPERS/JSPのコンフィグレータはjsp/sample/Makefileを元にそれぞれのプロジェクトごとのMakefileを使っているようです。そこで、このMakefileを書き換えて対応することにしました。追加したのは、以下の部分の$(OBJCOPY) -R で始まる行です。

#
#  全体のリンク
#
$(OBJFILE): Makefile.depend $(ALL_OBJS) $(MAKE_KERNEL) $(OBJNAME).chk
	$(LINK) $(CFLAGS) $(LDFLAGS) -o $(OBJFILE) \
			$(START_OBJS) $(TASK_OBJS) $(ALL_LIBS) $(END_OBJS)
	$(NM) $(OBJFILE) > $(OBJNAME).syms
	$(OBJCOPY) -R .sysmmr -R .coremmr $(OBJFILE)
	$(OBJCOPY) -O srec -S $(OBJFILE) $(OBJNAME).srec
	$(SRCDIR)/cfg/chk -m $(OBJNAME).syms,$(OBJNAME).srec \
			-obj -cs $(OBJNAME).chk -cpu $(CPU) -system $(SYS)

sample1でもカスタムプロジェクトでもこの変更が適用されることを確認しています。
なお、レジスタ名は最終的にSYSTEM MMRもCORE MMRもmmrSIC_IMASKのような形式に落ち着いています。ADSP-BF533用の部分はできあがっていて、特にトラブルが無ければ明日CVS HEADにcommitします。その後、BF537用のMMRの作成にはいります。こつは掴んでいますのでそれほど時間はかからない予定です。