昼休みなのであれこれ

Asagao

昨日Atmelのフラッシュへの対応を完了。様子をみてリリースします。ドキュメントもわずかの変更でリリースできる状態です。gnICEへの対応は、CVS HEADで行って、リリースは先にしたいところ。正直BF533CBへ注力したいのですが、もてる男の気持ちがちょっと分かったりするOSS幸せ期です*1

BF533CBのクロック

まやさんからコメントがありました。で、その後私も検討してみたのですが、結論から言うと10MHzか20MHzがいいみたいです。
BF533CBには自身にはクロック出力ピンがありません*2。つまり、外部でBF533CBのクロックを活用するときにはPPIかSPORTのクロックを使うことになります。ところがPPICLKは入力専用です。専用です。です(エコー)。そうすると27MHz出力を活用できませんので27MHzや13.5MHzを選ぶ理由がなくなります。
24.576MHz品の場合、20逓倍して486MHz、これをCCLKに使うと、4分周して123MHz。SDRAMのクロックがこれになります。さらに5分周して27MHzが得られますが、ADSP-BF533のSPORTは2の倍数でしか分周できません。キビシー! SPORTシリアルクロックが12.288MHz以下でいいなら供給可能です*3。もっとも、私が前からうるさく言っているAD1935はLRCLKを与えてやれば内部で勝手にほかのクロックを作りますのでそれほど厳しくもありません。コーデックによります。
そういうわけで、クロックを活用したいなら24.576か12.288MHzがお奨めです。こだわらないなら10MHzが一番ですね。
Rebunを設計したときには、何もかも初めてづくしのなか、EZKIT Lite BF533からあまり遠いところに持っていきたくなかったので27MHzを選びました。

*1:注意力散漫とも言う

*2:たぶん

*3:SCLKを98MHzにしていいなら24.576MHz