ldr utilが実用的になっている

Rebunを始めたころに、立ちはだかっていた大きな障害がROM化でした。ROMイメージを作ることにも困難がありましたし、出来上がった
イメージを書く方法も五里霧中でした。その後、Asagaoを開発したため後者は解決済みです。
ROMイメージを作る方法については、当時u-boot for Blackfinプロジェクト内にROM化のツールもあったのですが、「u-boot for BlackfinをROM化するためのものであり、それ以外の用途は考えていない」とはっきり書かれていたため、あきらめてVisualDSP++のelfloaderを使うことにしました。なんにせよ、ハードが軌道にのってSDRAMが動き出せばu-bootを使ってTOPPERS/JSPアプリを起動するつもりでしたので、elfloaderによるldrファイル作成は一時的なものでしかありません。
SDRAMのほうはめどがついていませんが*1、少し気分を変えようとu-bootについて再調査しました。Rebunを始めたころと違って、対応DSPが増えています。少し分かりにくいですが、ドキュメントも充実してきたようです*2。そして調べているうちにldr utilが実用的になっていることに気がつきました。

initコードも使えるし、かなり実用的です。

*1:最大の障害は腰の重さ

*2:比較的…