4.915MHz
例のElecraft K2が4.915Mhzという聞きなれない周波数を使っていたので調べてみましたが、広く使われているようです。何らかの産業用途があって潤沢にブツが手に入るのでしょう。4倍の19.660Mhzも安価に手に入ります。
さて、ベースバンドから一気に4.915MHzを作ると、ミキサーのバランスによってはサイドバンドの抑圧が十分取れなくなります。そこで、オーディオ帯で+15kHzの複素SSBを作り、QSDによって+4.9MHzの複素局発とミックスする方法を考えます。これができるならサイドバンドの抑圧をディジタルでしっかり行い、アナログフィルタで30kHz離れたイメージを抑圧するという楽な手法を取れます。
そういう視点でDigiKeyをあさったところ、4fの近傍のOSCがいくつかありました。
周波数[MHz] | 1/4 | ベースバンド周波数 |
---|---|---|
19.440 | 4.860 | +55kHz |
19.660 | 4.915 | 0kHz |
19.800 | 4.950 | -35kHz |
こうしてみると、ベースバンド周波数の絶対値を一番小さくできるのは19.8MHzですが、それでもサンプル周波数は96kHzが求められます。
プログラマブルのオシレータという選択肢も実験すると面白ろそう。