JTAGについて注意

とある方から質問を受けたので明記しておきます。先日注文したベストテクノロジー製のJTAGポッドはBlackfinのデバッグには使えません。私は

に買っています。Blackfinのデバッグ用ではありません。私が知っているBlackfin用のICEは以下のとおりです。

VisualDSP++用

  • Analog DevicesのICE
  • LauterbachのTrace32

サードーパーティーコンパイラ

gdb

  • Wiggler互換プリンタポートICE
  • DLC5互換プリンタポートICE
  • Section5のUSB-ICE

プリンタポートICEは、私の環境*1に癖があるためか、あまり安定しているとはいえません。なお、上記のgdb用ICEが使えるのは、blackfin uclinuxが配布している特別版gdbのみです。正式版gdbを採用しているPizzaFactory Express版では使えません。Pizza Factory有償版では一部ICEサポートを予定しているとのことです。
BlackfinのICEは結構どろどろしています。私もYonaguniで動かすプログラムのICEによるデバッグは、ほぼあきらめています。手持ちのEZ-KIT上でのデバッグとスイッチしながらになりますね。実際、現在ではTOPPERS/JSPカーネルLinux上のbfin-elf-gccでビルドして、VisualDSP++からEZ-KIT Liteにダウンロードしてデバッグしています。

*1:VMWare上で動かしている