シリアルROMライター
JTAG-ICEは下回りのソフトを作るときには必須の道具です。が、アプリケーションが安定してくると、毎度これを使うのもなぁと思うのは事実。特に信号処理ではとめる事ができないアプリが多いですから、JTAG-ICEはROM焼き専門になってきます。
だったら、初めからシリアル・ダウンロード機能をアプリケーションに入れておけばいい、と思うのが人情です。機能的にはこんな感じ
- PC側のクライアントとターゲット側のホストに別れる
- Intel Hex / Motorola S両対応
- 消去は下の三機能
- 全消去
- 書きこみブロックのみ消去
- 書きこみ値がすでに書き込まれている値と異なるブロックのみ消去
- ARQ
- Flashの抽象化
- シリアルの抽象化
Flashとシリアルは抽象化することで各種のフラッシュ、各種のマイコンに対応できるようになります。で、こうして作ったシリアルROMライターをアプリケーションの起動時に選択的に実行できるようにしておけば、アップグレードが簡単になります。
TOPPERS/JSPを使って作れば移植性も抜群ですが、やや贅沢が過ぎる気もします。あ、最初からタスクの一つにしておけばいいのか。