あれこれ

先日発注したSDR基板の部品ですが、まだ「処理待ち」だそうです。処理待ちが何を意味するのかわかりませんが、まぁ、正月には間に合えばOkです。
その他、ADuC7026でSSBを生成する方法を考えてみました(w。こいつはだめそうです。演算時間は問題なさそうですが、IQ出力に外付けのアンチエイリアスフィルタが必要です。そうすると、かなり次数の高いフィルタが必要でIQのバランスが悪くなりますのでスプリアスが出ます。JI3GABがしているPCでのSSB生成は、この点でうまいです。PCのオーディオDACはシグマデルタ方式で、出力のフィルタが比較的そろっているためIQのバランスはあまり考えなくてよいでしょう。SN比にさえ気をつければスプリアスは大丈夫かもしれません。
例の基板、回路を検討するにつれうまい設計だなぁと感心することが多くなりました。細かい突っ込みはいくつでも入れられるのですが、それを修正すると部品が増えます。部品が増えればそれだけIQのバラツキが増えますから、肝心の性能がおろそかになります。
アナログ回路で複素信号処理を行うこと自体、並大抵のことではありません。それを逆手にとって「
並みの回路なら削ってもOK」という考えが見て取れます。誰かが一発で完成させたわけではなく、多くの人の手を経ながら次第に変化していったのでしょうね。