bin2ldr

BlackfinプロセッサでのROMからの実行には二つの方法があります。ブート・モードとノーブート・モードです。ノーブート・モードとは一般にIn Place Execution(その場実行)と呼ばれるもので、ROM上のプログラムをそのまま実行します。言い換えると、ROMイメージはアプリケーションそのものです。
SPIブートのようにその場実行ができない場合には、ブート・モードが使われます。これはアプリケーションをメモリブロックごとにまとめて、ディスクリプタをつけてパックしたものです。Blackfinはこの、ブートイメージをリセット後に解釈してメモリに展開し、先頭番地に飛びます。歴史的な理由でこのブートイメージをローダー・ファイルと呼びます。
RebunはSPI ROMからブートしますのでローダー・ファイルを作らなければなりません。どうやらそのためにbin2ldrというツールが用意されているようなので、それの勉強をしなければと思っています。