VisualAudioで遊んでみました

残念ながら簡単なトークスルー(オーディオ・ループバック)でも出力バイナリのサイズが32KBを超えてしまいます。これではEZ-KIT Liteで遊ぶことは出来ません。
仕事用にVisualDSP++のライセンスは持って帰っているので、ためしにどんな具合か動かしてみました。

よいところ

ドラッグ&ドローでプログラミング
そのためのビジュアル・プログラミング環境といえばそれまでですが。結線と配置だけで一通り構成が終わり、1クリックでプログラムが生成されました。
一通りのモジュールがそろっている
フィルター、加算器、乗算器、発振器、ちょっとした数学演算などがはじめから用意されています。EGを作ればシンセサイザーができるかも(^^;
動作中のプログラムのステータスがわかる
CPU負荷率やなんかがリアルタイムでわかります。モジュールごとの統計もわかります。
動作中のプログラムをチューニングできる
諸パラメータを変更するとリアルタイムでプログラムに適用されるので音を聞きながらチューニングできます。
ユーザーモジュールを登録可能
試していません。

わるいところ

ユーザーインターフェースが雑
フィルタも掛け算器もボリュームも全部「箱」です。まいった。
VisualDSP++との連携がいまいち
プログラムを変更するとコード生成後、VisualDSP++に戻って停止、ビルド、再ロード、実行という作業が必要です。たいした手間ではありませんが、せっかくVisualDSP Automationがあるので活用して欲しいところ。

機能を考えれば生成コードサイズの大きさは仕方がないかもしれません。VisualDSP++の正規ライセンスは個人で買える額ではないので、VisualAudioも手の届かないツールと言うことになります。