組んでみた

かねてからの計画だったソフトウェア無線機の心臓部を組んでみました。信号系は以前考察したとおり(id:suikan:20051010)で、PPI部は実装せずにダミーの455KHz USB信号を入力します。
必要MISP数は思ったよりずっと大きくて100MIPS前後です。これは、EZ-KIT Liteのチップリビジョンが0.2であることが効いています。0.3と指定すると80MIPS前後までおちます。コンパイラの詰めの甘さ等、いくらが原因はあります。これらをプラグマで追い込んでいき、かつ、割り込みの頻度を落とせば65MIPS程度にはおちそうです。
現在、166uSごとにDMA割り込みを起こしています。これはバッファがコンパクトになるので、少々のMIPSを犠牲として差し出してもいいなと思っています。何しろ全部で600MIPSありますから。遠い将来になりそうですが、PLLを実装したときにどのくらいMIPSを食うか楽しみです。
逆サイドバンドに信号を注入してみましたが、リークは驚くほど小さいです。もっとも、そのようにディジタル信号処理系を組んだので驚くほうが間違っているのでしょうが。
そのうち時間を見て455KHz近傍の周波数特性を計測しようと思っています。