SHARCもC67もいらないんじゃないか

最近、そんなことを何度も考えています。CORTEX-A8はプロセスにもよりますが、800MHzくらいで動作します。このプロセッサ、nVIDIA、TI、Freescaleといったチップベンダーに採用されており、その他モバイル・デバイス用にガンガンSoC化されています。
CORTEX-A8のNEON拡張は浮動小数SIMDエンジンでして、要するにPentiumのSSEです。ということは、CORTEX-A8は800MHzくらいで浮動小数点演算を並列処理できるわけです。
じゃぁ、C67いらないじゃない、というのが私の考えです。これ、某T社の人に言ったことがあります(w。そんなことはないと一蹴されました。しかしながら、現実的に浮動小数DSPはメディアプロセッサとして使われており、遅延を許容するメディア信号処理の分野では、ARM+アクセラレータが鉄板解です。いろいろ反論はあるとおもいますが、浮動小数DSPが生き残っている唯一の理由は小さな市場を切り捨てずにいる、というそれだけに思えます。