JTAGポートの5番ピン

ADIのJTAGポートの5番ピンには、うんざりするような歴史があって、うんざりするようなことになっています。しかし、いえることはただ一つ、「ADIの推奨通りに作った場合、5番ピンには抵抗を通してインターフェース電圧が出力される」ということです。そして、この場合ARM用のICEを変換ケーブル経由で接続しても動きません。
インターフェース用の電源がないからです。
この点についてはいろいろやり方がありますが、一番いいのはBlakcfin用のICEを使うことです。gnICE刺身包丁は外部からインターフェース用の電源を供給しなくてもターゲットと接続できます。したがって、それをそのまま使えばADIのBlackfinボードでもBlackfin Koopのボードでも動作します。
今後のボードは5番ピンの設計もEE-68に従う方がいいでしょう。

追記

結局このせいで、EZ-KIT BF533やEZ-BOARD BF518ではARM用のICEのピンを変換しただけでは使えません。一方、刺身包丁は問題なく使えます。