DSPとRTOS

意外に食いつきがいい。というか、苦労しているからこそ食いつきがいいのかもれいません。ただ、やはりレイテンシをどうするとか、サンプル同期はどうするといった話に落ち込んでいきます。同期は当然取れるのですが、DMAを使って大レイテンシにします、という話は思いつかないようです。いや、そうじゃなくて、思いついているんだけど、認めたくないのかもしれません。
RTOSC言語と同じで、余剰性能を生産性に割り当てるためのレイヤーのひとつです。つまり、生産性向上のために犠牲を強いられます。当然それはMIPSです。ただ、MIPSは差し出せても応答速度は差し出したくないのがDSP屋です。そして、古くからやっている人はレイテンシも差し出したがりません。
残念ながら選択肢はないんですよね。私としてはプログラムを書きやすくなるなら喜んでレイテンシを差し出すのですが。
今日、久々にあった方と飲み会で同席しました。最近よく会っている人が
「酔漢さんはアセンブリ言語大好きだし」
というと、古くからの知り合いがすかさず
「酔漢さんはC言語大好きですよ」
とさえぎりました。どちらもあっています。
私はアセンブリ言語大好きです。でも、生産性を上げるためにC言語を使うことに何のためらいもありません。雑用はCで、ボトルネックアセンブリ言語で。OSも同じです。ほんの少しMIPSを差し出せば、タスク管理や同期がものすごく楽になります。私はバランス感覚の問題だと思うんですけどね。