思考実験

ADuC7026でSDRを実現できるか(笑)。
CQ誌のおまけ基板を使うと仮定しましょう。ARM7TDMIは乗算に3クロックほどかかり、しかもループ命令はありません。したがって、積和1回あたり10クロックくらいかかると見ていいでしょう。24KSPSのとき、45MHzのADuC7026はおおよそ200タップのフィルタを実行できることになります。IQ両側だと100タップずつです。
あ、なんかできそう。
ところで、ADuC7026のADCは1MSPSまで行きますが、2ch同時サンプルができません。グハー。両チャンネルを交互にサンプルすると、それぞれ12KSPS。このままではIQが同期していませんのでそれぞれ千鳥のタイミングを保ったまま24KSPSにインターポレートします。インターポレート用にIQそれぞれ50タップのフィルタを使うことにしましょう。
きっついなぁ。
複素局発と複素ミクサーには大して演算はかかりません。こういうわけで、演算パスそのものは何とかなりそうです。入力のアンチエイリアス・フィルタはがちがちに固めなければなりません。よし、いにしえのCDプレイヤーを思い出しつつここは4次のチェビシェフフィルタで行きましょう。
ああ、IQのバランスはもうぐちゃぐちゃ。