付録SDR基板

この基板の回路をみていてうまいなと思うのは、オーディオ出力のBPFを大幅に端折っていることです。設計ではカットオフ周波数100KHzの1次LPFとなっており、当たり前に考えると48KHzサンプルのADCに入力する信号としては使い物になりません。しかし、後段のADCはPCオーディオですから、ここにはシグマデルタADCが来ます。つまり、オーディオ帯の高域成分には全く感知する必要がありません。
基板の出力にはLOである7MHzが盛大にもれてくるはずですが、私が調べたADCに関してはサンプル周波数が6MHzであり、うまい具合に可聴範囲にもれこむことなく処理できます。入力にタンク同調回路を追加すればおおむね大丈夫でしょう。
本当によくできています。