FPGA Extender

Analog DevicesのメルマガでFPGA EZ-Extenderが紹介されています。EZ-KIT Liteの拡張基板ですね。
FPGAは苦手なのですが、ちょっと調べてみました。

  • Xilinx Spartan 3 XC3S1000
  • 2MB SRAM
  • メモリバス、PPI, SPORT, SPI, TWI等を接続
  • $225

100万ゲートのFPGAですか…。なんに使うのか想像も出来ません。クロック25MHzではPPIに接続してもITU-R BT656インターフェースは接続できませんから、他のペリフェラルや非同期バスのグルーロジックに使うのでしょう。
さて、私が注目したのは値段です。d:id:hmoriさんのところによると、Spartan 3 XC3S1000のボードはもっと安く手に入るそうですから、FPGA EZ-Extenderの絶対価格が安いというわけではありません。そうじゃなくてEZ-EXTENDERとほとんど価格差が無く*1FPGAが搭載されているのが魅力なのです。
そろそろBF-EXTENDERを買ってあれこれつけてみようと思っていたのですが、何をするにも少々グルーロジックが必要になるのが玉に瑕でした。しかし、FPGA Extenderなら面倒な配線も不要かもしれません。FPGAに関しては何冊も本を買って悉く挫折していますが、ひとつ勉強しなおしてみようかと考えているところです。一方FPGA EZ-ExtenderのデメリットはEZ-ExtenderにあるOmniVisionポートとAnalog DevicesのADC評価基板に直結できるポートが省略されていることです。なんに使うんだと問われると困りますが。
私が必要なのは20ゲートくらいですから、XC3S1000で十分だと思います。あははは。

*1:現在ADIのサイトには価格が表示されていないが、Digikeyによると$195