例外の取り扱いを変更

Himejiリリースに向けてコードを凍結していましたが、本日比較的大きな変更を加えたコードをCVSにアップしました。Kokuraリリースで追加したEXCAUSEによる例外のベクトル化を取りやめ、Kumamotoまでの単一例外ハンドラに戻しました。
この変更はメモリー領域の節約を目的としています。例外は割り込みに比べると再利用性が低い上にあまり使われないと思われますが、その割りにベクトルの占有サイズが256バイトと割り込みの倍に及びます。これに関しては以前の日記でも検討しましたが、結局そのときの判断をひっくり返しました。組み込み用途としてはサイズが小さくあるべきだと考えたからです。
動作検証をかねて修正に対応したサンプルプログラムもsourceforgeのほうにあげておきました。また、この件に関するニュースと、修正版のconfig.txtもアップロードしています。
TOPPERS/JSP for Blackfin プロジェクト日本語トップページ - OSDN
土壇場まで悩んだため、少々かっこ悪い顛末となってしまいました。